【舞台撮影の技術編3】引き画の使い方

初めにお伝えしておきたい事があります。

 

「アップの映像が増えたり、画角の違うアングル、モンタージュ等の映像技術をいくら使用しても舞台上で芝居は行われています。

映画、テレビドラマの様にはなりません。」

 

舞台として面白い動画にするのには引き画(定点ワイド)が重要となります。

 

以前、アメリカのブロードウェイシネマ「キンキブーツ」をテレビで観ました。

 

やっぱりエンターテイメントの国アメリカです。

面白い舞台動画でした。

 

日本でも「ゲキ×シネ」さんなどはエンターテイメント性抜群でとても面白いです。



両作品ともに共通するのは、引き画を効果的に使っているということです。

 

効果的とは、

照明の効果やスモークなどの舞台効果や群集劇の決めポーズや

演出的に役者の距離や位置を示すなどのことです。



説明的な引き画の使い方は1回もなかったと思います。

 

なぜ使用しないのか?

 

それは役者の表情が引き画になる事で感情移入が途切れるからです。



引き画は扱い方がとても難しいだけに、舞台動画のキモでもあります。

 

 

次回は「カット割りで面白くなる」


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